2024/10/01
WEC富士6時間耐久レース レースレポート
•ニコラ・ラピエール、ミック・シューマッハ、そしてマシュー・バキシビエールがドライブする36号車がアルピーヌ エンデュランスチームのハイパーカーカテゴリーで初となる表彰台を獲得
•アルピーヌオーナーを対象としたアルピーヌオフィシャル WEC応援観戦ツアーも実施
アルピーヌ エンデュランスチーム
■レースマシン アルピーヌ A424
■ドライバー
35号車 ジュール・グーノン フェルディナント・ハプスブルク シャルル・ミレッシ
36号車 ニコラ・ラピエール ミック・シューマッハ マシュー・バキシビエール
第6戦アメリカ オースティンのレースから2週間後となる9月13日(金)から15日(日)まで、2024FIA世界耐久選手権(WEC)富士6時間レースが、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
オースティンから直接富士スピードウェイに到着したアルピーヌ エンデュランスチームの2台のレースマシン A424 35号車と36号車は、金曜日の練習走行から順調な走りを見せ、予選での好結果に期待が高まりました。
迎えた土曜日の予選では、36号車は予選上位10台で争われるハイパーポール(最終予選)進出にわずかに届かなかったものの、35号車は今シーズン4度目となるハイパーポールに進み、予選6位を獲得しました。
快晴となった日曜日、レース開始前にはアルピーヌ WEC応援観戦ツアー参加者がドライブするアルピーヌ A110がレーシングコースをパレードし、イベントに華を添えました。
11:00にグリーンフラッグが振られスタートした6時間レースは、アクシデントで始まる波乱の幕開けとなりました。ハプスブルクとシューマッハがドライブする35号車と36号車は、2周目の1コーナーで2台のフェラーリが原因で発生した多重クラッシュに巻き込まれ、1台はスピンを喫し、もう1台はランオフエリアに押しやられてしまい、それぞれポジションを落としてしまいます。
その後、2台のA424は攻めた走りでトップ10までポジションを上げ、セーフティカーが出たタイミングを上手く利用してトップとの差をさらに縮めたものの、ペナルティを受けて後退してしまうなど、順位変動の激しいレース展開が続きます。
レース終盤、3位を走行していたミレッシがドライブする35号車にペナルティが課され、順位を大幅に落とします。これで表彰台のチャンスは潰えたかと思われた矢先、シューマッハがドライブする36号車が先行するポルシェを猛烈に追い上げ、残り6分でついにかわして3位に浮上すると、そのままフィニッシュ。アルピーヌ エンデュランスチームが今シーズンから挑戦を開始した、WEC最高峰となるハイパーカークラスでの、チーム初の3位表彰台をもたらしました。順位を落とした35号車も、その後シューマッハ同様に激しい追い上げをみせ、0.008秒差でプジョーを抑えて7位でフィニッシュしました。35号車は、このレースのファーステストラップも記録しました。
この2024FIA世界耐久選手権 富士6時間レースでは、アルピーヌオーナーを対象としたアルピーヌオフィシャル WEC応援観戦ツアーが行われ、12組16名のオーナーが参加しました。
このツアーでは、用意された専用ホスピタリティから快適にレースが観戦できるほか、グランドスタンドにほど近い専用駐車場の利用、グランドスタンドのアルピーヌ応援席へのアクセス、ツアー参加者のためだけに行われる特別なピットツアーへの参加、ご自身のアルピーヌで参加するパレードランなどのプログラムが用意されました。チームからのサプライズプレゼントもあり、参加された皆さんは特別な時間を大いに楽しみました。