|

ホーム > ニュース > 雑誌Nile’s NILE(ナイルスナイル)アルピーヌA110読者試乗会開催

ニュース

2023/05/10

雑誌Nile’s NILE(ナイルスナイル)アルピーヌA110読者試乗会開催

会員制雑誌『Nile’s NILE(ナイルスナイル)』で開催されたアルピーヌA110読者試乗会の模様が記事化されましたのでご紹介いたします。

驚愕の軽さを体験
アップダウンやカーブの多い日本の地形とも相性のいいコンパクトで超軽量なスポーツカー、アルピーヌA110。富士スピードウェイにて、ナイルス会員を招いてその実力を体験する試乗会が行われた。

富士のふもとでも暖かな陽射しに春らしさを感じられるようになった3月16日、アルピーヌA110の試乗会が開催された。快晴の富士スピードウェイに、S1台とGT2台を持ち込み、ショートサーキットを貸し切りにしての走行体験だ。会場にはA110Rが展示され、会員たちの注目を集めていた。
試乗前のランチ&ブリーフィングでは、ゲストとして招待されたモータージャーナリストの竹岡圭さんが、実際にA110を走らせた感想を参加者に向けて語った。
「私ね、以前から思っているんです。この車、そろそろ飛ぶんじゃないかって。冗談ではなくて、そのくらい軽い。スポーツカーにおいては、加速するにも、止まるにも、曲がるにも、余計な慣性が小さくなるので、軽さが絶対正義だと考えているのですが、このA110は軽さという点で、数あるスポーツカーの中で群を抜いています。そしてその軽さをうまくまとめて、エレガントな走りに仕上げているところが、フランス車らしい。そこがA110の大きな特徴です。今日の試乗では、ぜひそれを実感していただきたい」


ボディーの96%にアルミを使用することで、軽さを極めたA110。今回の試乗に用意されたGTの車体総重量は1130kg。よりストイックなスポーツ性を追求したSでは1110kgと、圧倒的な軽さとなっている。そして、十分なダウンフォースが得られるよう計算を尽くした設計により、スポイラーなどのエアロパーツなしの状態で、GTで250km/h、Sでは260km/hの最高速度をたたき出す。
一般道ではそうしたポテンシャルの高さを実感するのは難しいことではあるが、それだけの余裕があればこそ、高速道路や峠道でも安定した走りができるのは、言うまでもない。試乗を終えた参加者の方々に話をうかがってみた。
「竹岡さんが、車の重心が自分のすぐ左脇にあるのを感じる、とおっしゃっていた意味がわかりました。このコーナリングの感覚は、サーフィンやスノーボードに近いかも」
「馬力頼りでない軽さゆえの速さを初めて経験しました。しかも、軽いだけでなく、バランスがいいから安心してアクセルを踏み込めました」
「今回はオートモードで走ってみたんですが、車の方が自分の運転に合わせてくれているような感じがしました。だから、コーナリングでもハンドル操作に集中できました」


フランスの国土は、パリは盆地でなだらかな地形であるが、周囲はアルプス、ジュラ、ピレネーと高い山脈に囲まれて、全体としては高低差の大きい地形。そんな環境で磨き上げられた性能の高さは、似た地形を持つ日本に合わないはずがない。
試乗はサーキット走行の経験のない方も含まれるため、ペースカーの先導で行われたが、クローズドなコースだから可能となったアグレッシブな走りで、A110の特徴と魅力を存分に感じることができたに違いない。吹き抜ける春風とともに。