The team
2020年2月にシャーシテクニカルディレクターとしてアルピーヌF1チームに加入。 今シーズンのA521の開発とともに、来るべきF1の規制変更にあわせた2022年シーズン用のレースマシン開発にあたっている。
2020年2月にシャーシテクニカルディレクターとしてアルピーヌF1チームに加入。2022年2月には、エンストンでの技術業務を統括するチーフ・テクニカル・オフィサーに就任した。
性能目標の設定や技術仕様の決定に加え、将来的なテクノロジーや課題を把握した上で、長期的な開発の方向性を決定する任務を負う。
英国サリー出身のフライは、マクラーレン、フェラーリ、マナー、ベネトンなど、数々のF1チームの技術部門を歴任した経験豊かな自動車エンジニアである。
1987年にモータースポーツの世界に足を踏み入れ、ベネトンの研究開発部門にてアクティブサスペンションの開発に携わる。その後、1992年にマーティン・ブランドルのレースエンジニアを務め、1993年にマクラーレンに移籍。テストチームで様々な業務をこなした後、1995年からはミカ・ハッキネン、1997年からはデビッド・クルサードのレースエンジニアを担当した。その後、2台のレースカーの責任者を経て、レース開発のチーフエンジニアに昇進。マクラーレンに在籍した17年間で、66回のグランプリ優勝、1回のコンストラクターズチャンピオンシップ、3回のドライバーズチャンピオンシップを手にした。
2010年7月にフェラーリへと活躍の場を移し、アシスタントテクニカルディレクターを務めた後に、レーストラックエンジニアリングの責任者に就任。シャシーディレクターとエンジニアリングディレクターなど、開発を牽引する役割を担った。
2014年12月にフェラーリを離れるが、2016年にはマノーレーシングのエンジニアリングコンサルタントとしてF1界に復帰。2018年にはエンジニアリングディレクターとしてマクラーレンと一時的な契約を結び、2012年以来最高位の4位獲得に貢献した。